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ためらい
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作詞 石川秀一 |
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はじまりの言葉は月並みに
好きだって 嘘じゃなく
他に何も思いつかず
目の前の君をただ欲しがってた
今も事あるごとに言うけれど
好きだって 嘘ついて
それを誤魔化していく為に
そうして続く毎日の暮らし
窓から差し込んでくる 光の壁に遮られた
二人の味気ない朝食
あとどれだけ こうして一緒にいるのかな
手を繋ぐのにも あの日と違ったためらいがやって来て
互いの距離をセンチ単位で測っては
儀式めいた暮らしを 今日も演じていくんだろう
涙みせたから抱きしめた
そんな事 思いだして
自分に酔っているんだろう
すぐにさめた声が響いてくる
互いに求めてたものが 部屋の隅っこで
うずくまって泣いてる 投げ出されたままで
この退屈な繰り返し 続いていくのかな
二つの空白 名前を並べて終わりにしちゃうのもな
たまには二人笑うけれども 最近は酷いんだ
そんな時 君が別の生き物に見える
あとどれだけ こうして一緒にいるのかな
目を合わすのにも あの日と違った戸惑いが
淡い希望さえ 抱えるのが面倒で
惰性の下敷きに 描いてた理想も一緒に押し込んで
互いの距離をセンチ単位で測る事に
必死になってまた 今日も演じていくんだろう
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