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傷
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作詞 石川秀一 |
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疼き出した古傷を汚点みたいに扱って
見つからない様に背中にそっと追いやって
君の流す涙の理由なんて知りもせずに
抱きしめてしまう事でうやむやにしてた
君の腕に取り憑いてるサーチライトが
過去を照らすたび 怯えていたのは
僕だけじゃなかった
さようならと言った君だけを
忘れる場所を欲しがっても
無邪気な顔してる二人が
眩しい光になって 逃げ腰の僕を照らすんだ
暗がりの奥に行こうとする程に
失くした愛 その強さを知る
お互いに手探りで ただ笑っていられた
綺麗事で過ごした日々が偽物だなんて
一つだけ君に贈った 小さく光る指輪
サイズが違うって呆れて でも笑ってた
僕の鼓膜で回り続けるテープレコーダー
過去に狂う旅 擦り切れるくらい
響く音がある
ありがとうと言った君だけを
愛する為に欲しがっても
耳を塞がせた不協和音が
見えない壁になって 真実からすっと離すんだ
虚構なんだって言い聞かせる程に
YOU&I 僕は一人虚像
この瞼に焼き付いてるスクリーンの中
君が映るたび 悲しくなって
涙が出るけど
さようならの意味も分からずに
忘れる場所だけ欲しがって
無邪気な顔してた二人の
笑顔が消えてしまって独りよがりを責めるんだ
笑っていてほしい願ってた過去に
ほんとの愛 その脆さを知る
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