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祈りは空に溶けて、
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作詞 憂鬱な画家と陽気な庭師 |
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少女の蹴ったゴムボールは
メリーゴーランドに弾かれる
「広い世界が見たいね」 と
少し壊れそうなふりをした
あの暗がりが君にとっての光
そこで初めて 呼吸が出来る
小さな傷跡が入り口になって
ポプラの木 手招きしてる
ひび割れた昨日の結末を
口をあけて見ていた この場所で
「汚れるのが悲しんじゃない
汚されていくのが悔しい」
「なら、認めてよ、助けてよ」
瞬くたびに 変わっていく風景に
もう何も見えなくなって
この痛みは かつての君の痛み
それすら分からなくって
ほら 太陽を嫌うほどに
君の見てた世界が見れるよ
その 世界を拒むほどに
あの日捨てた未来が笑うよ
祈りは空に溶けて、
空っぽのコップに注がれる
祈りは空に溶けて、
大きな積乱雲の一部になる
祈りは空に溶けて、
くたびれた想い出と混ざり合う
祈りは空に溶けて、
ここでしか生きれない二人は
外国の小説の真似をして
「広い世界が見たいね」 と
少し壊れそうなふりをした
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