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アマレットの寝室
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作詞 憂鬱な画家と陽気な庭師 |
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花で埋め尽くそうよ
枯れてから 生きているんだと
僕らは初めて知れる
この寝室で
君はベッドの上で
銃口を不思議そうに見る
白々しいほどに
嬉しそうな顔で
神に愛されたいなら
不幸なふりして死ねばいい
そうとしか聴こえないオペラの一説を
まるで素晴らしいことのように歌う
君が選んだんでしょう どれもこれも
望まれたものに 大げさな意味はない
空が綺麗でしょう 雨も罪も
降り注ぐものに 大げさな意味はない
床に横たわった
首筋をなぞる中指は
輪郭を知って
それでも息をして
君の皮膚を被った
怪物に騙されていたい
その醜さに
手で触れてみたいよ
窓にもたれて見た街
僕らのようにひねくれてる
グラスに映る顔 静かに歪んだ
波のような凹凸が喉を通る
君が選んだんでしょう どれもこれも
望まれたものに 大げさな意味はない
空が綺麗でしょう 雨も罪も
降り注ぐものに 大げさな意味はないね
君が選んだんでしょう どれもこれも
望まれたものに 大げさな意味はない
白昼夢のレイトショー 僕も君も
産まれたことに 最初から意味はない
ねぇ、アマレットってば
どっちの君が君なんだろう
ねぇ、アマレットってば
どっちの世界が本物なんだろう
もしも
太陽が玄関をノックしてきたら
「子供はみんな無垢だと思ってる
大人のせいにしようか」 って
この街でいちばん神聖な場所を
僕らは指さして笑った
笑った
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