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スタンドバイミー
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作詞 憂鬱な画家と陽気な庭師 |
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傘を持たないで 家を出た
ぬるい雨を飲み干すコスモス
君の好きだった丘に
約束だけ置いていった日曜日
はしゃぐ列車の上で悲鳴をあげる
僕らの街を通り過ぎていったところ
無機質な風 水 空 心
注射の針だって一緒だよ 変わらないよ って
冬の公園 教会のステンドグラスを通して
真っ白な風景 パンジーにしてみた
何錠も飲んだって狂気はもう 消えないよ って
傘のなかの水銀灯
中毒者のような顔だね
かじかんだ朝に 目が覚めたら
ほら
君は僕の痙攣する右手を掴んで
マリアの微笑みで こう言った
「スタンドバイミー、スタンドバイミー。」
そしてウユニの湖に 二人で約束して
こうして幸せになりたかった
「スタンドバイミー、スタンドバイミー。」
コンクリートに寝転ぶ
欠けた月に糸をたらして
吊るされた裸体
うつろな目で見てた
君以外の動物を
嫌いになるのは簡単だったよ
何乗も飲んだって僕らはもう 死ねないよ って
この世界のほとんどのことに失望した目で
インクの街を 細い指でなぞった
君と丘まで歩けば 緑のカーテンが
僕らを飲み込もうとしていた
「.........」
そしてウユニの湖に 二人で約束して
今度は僕が君に言うよ
「スタンドバイミー、スタンドバイミー。」
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