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余命
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作詞 reddo |
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地に足がついていないまま
言うのはよそう と思っているうちに
会えなくなるのも嫌だなぁ
この一瞬 あの一瞬とか
振り返りながら思う味も 苦いし
あなたに 伝えないまま とか
全然 綺麗じゃないよ もっともっと バカになりたい
足音が世界に響くときの水音
今日の靴は踵が高いから
あんまり雨も 濡れなくて善い
でも其処らじゅうに染み込んでくるのは
空の水分だけじゃなく あのときの君でした
まだこれが恋じゃなかった頃
初めてみた君の顔でした
他に手にしたいものがあるとしても
きっと何かの手違いで
僕はまた此処に来てしまうとしたら
そのときは今こそ君に心から言いたいことがあって
それは今は 言えない 言いたくないことであって
それもまた変わるかもしれない
隠したまま 一生口を割らないかもしれない
今すぐにでも君をつかまえて何処かへ行ってもいいとしても
僕のことだから 何も言わないで 君をみてるだけなんだろうなぁ
君をダメにしたくはない
それを僕のせいにしたくはないだけなのかなぁ
結局は自分の身の上しか頭にないのかも
なんて考えて気分は憂鬱加減
神様 僕をもう試さないでください
もう哀しくて何も言えないと思ってたけど
弱い自分をさらすことが僕なりの誠実さです
そしてどうかあの人を幸せにしてください
もしあなたが出来ないなら
ぜったいに僕がやってみせますから
だからどうか あの人にもう一度桜を見させてあげてください
それが 最後の景色だとしたら
きっと あの人は幸せなんだと思います
僕は きっと泣いてしまうけど
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