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祈りという名の衝動
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作詞 reddo |
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人の心に残りたくなんかなかった
人の心のなかには作家が住んでいて いつでもベストセラーを書き上げる
自分に都合のいいフィクションばかり
そうやって人になにかを通して捻じ曲げられて見られるのが大嫌いだった
自分のことが相手によって受け取りが違うのも、作家の表現方法が違うからだ
優しさを冷たさととれば 物語は違う方向へいく
所詮、その人の延長上の作家だ
経験があさければ浅いほど
作家の言葉や表現は常識をはずれたり まったくの検討違いだったりする
そのへんをうまくやれるやつが 俗に言う「世渡り上手」なんだろう
人に合わせて表現を変える
受け止めも変える
そういうのを繰り返して だんだん自分が歪んでくんだ
終わったことを振りかえって何になるんだろう
さっさと階段を降りて この世界と一旦離れて 自分の空を飛ぶ
退屈さに付き合うには 豊かな精神が必須アイテムだ
疲れていると どんな小さなことにも気づかなくなる
それは、すなわち発見の喜びの消失
つまらない、つまらないといっている人間は、閾値が高すぎるんだ
世の中にはなんか、きっと転がっている
転がってるだけで
光ってないから拾われないけど
きっと光ったら
あわててみんな振り返ったり
自分だけが触ろうとして必死になる
バッカみたい
そんなひねくれたことばっかり考えてたけど
あながち間違ってはなかったんじゃないかって
傷ついた人をもみるたびに思うんだ
世の中から
痛さを 消せたらいいのに
みんなが
ずっと笑って
暮らせたら良いのにな
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