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小さな思考にそそぐ愛
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作詞 reddo |
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明日が来てしまう
早く こっちへおいで
昨日が追いかけてくる
ずっと ここへ座って
未来がみえないなんて おかしな言葉
誰にだって みえやしないのに
ひとつの別れと 幾億もの喜び
数は負けるのに 前者が勝つのは
それだけ 大きな塊だから
クローンなんて出来やしない
でももし 科学技術とやらが発達して
そういう人にも もう一回 会えるようになったとして
二度とないと想ったぬくもりを
もう一度味わえるとしたとしても
寄り道して見つけた花の色とか
雨の中ふたりで走ったあと 靴のなかを水がゆれる感覚とか
そのあと話したくだらない冗談なんかも 全部
こまごまとインプットできるなんて思えない
そしたら君には もう
やっぱり会えないんだろう
でももし何もかもインプットできたとして
そのデータは私の記憶がベースだとして
そしたら私 また君を愛せるのかな
そしたら私 あなたを蘇らせるのかな
結局 答えはNO
あなたのなかに入れたくない
あなたが居ないときの私の記憶
あなたに見せたくない
あんな悲しい記憶なんて
あなたにあげたくない
でももし ほんとに そんなときが来たら
私
きっと
泣いて すがって 喜んで
私の記憶を 差し出すかもしれない
あなたに会いたい 自分のエゴを優先してしまうかもしれない
そんなばかみたいな
ありえないことばかり考えながら
ばかみたいに あなただけを想って
ここまで 生きてきたみたい
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