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深海鳥
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作詞 wefi |
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誰かのエゴで 世界に終わりが 音を絶てずに 近づき始めた
瓦礫の中に 築いた世界で 見つからぬ様 僕は今に永遠を誓った
寒さに凍え震えていた 空はどこまでも蒼く深く
魅入っているといつの間にか 吸い込まれそうな黒があった
一匹の鳥を高く飛ばした 足には紐で紙括り付け
ずっと答えをまっていた それ以外の時間は意味が無かった
死んでいった者達より 遥かに死に近づいている
でも薄れていく羽ばたきに 自分というものがわからなくなる
見えない何かといがみ合うことで なんとか自分を保ってきた
ほらあの闇に溶けた鳥も 何かを信じて飛んでいる
不安定な命に 愛を載せてやれるなら 少しそれにすがってみる
あぁこの場所で この時確かに 温もりを感じたなら
僕はまだ生きている
誰かの声が聞きたくなって とりあえず雨降る外に出た
雨は雪に変わっていた 黒い雪が積もり始めていた
少しずつ光を思い出す 僕は誰かと共に生きていた
あの啼くことのない鳥は 僕の中でも霞み始めた
今日も気付けば 昨日の昨日のそのまた昨日 という色のない時に
得体の知らない何かに そして明日は 目の前で音をたて
今日になった
僕が信じていた今は簡単に消えていって
僕が望み託した鳥は何処を飛んでいるのかな
ずっと信じていることなんて出来ないとわかっていたんだろう
なのに彼は飛んだ 自らの命を本物と信じて
それなら僕は彼を待とう この命捧げてもここを動かない
だって僕が待たなければ誰が彼を待ってやるの?
戻ってくる場所なんて きっと何処にでもあったんだろう
僕は明日ここを発つだろう きっと戻ってこないだろう
多分明日は笑っていられるだろう
そのまた明日を笑って迎えるだろう
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