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川
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作詞 止時好機 |
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始まりはない 生きる位置も知らない
流れ失う 場所だから
掴めないなら 触れたくはない
傷つけられた心を隠した
積み上げていく ウソの時間
全てがにごって色を失くす
溢れる しずく ぬぐえずに
こっそり作る
水面(みなも)の輪
流した水が消えていく
この大きな存在に呑まれ
冷たい余韻に 枯れゆく心
注いだ光が 霞んで沈む
忘れられたら 思い出したい
積み上げられた時間を探した
流されていく 生きる意味
あびた光に闇を返す
逃した しずく 水面へと
あきらめられず
追いかける
掴めない水 乾いた涙
手をのばして 知る
その温かさ
隠した傷が流れてく
この大きな存在に触れて
重ねた時間に 終わりを告げる
流したしずくに 始まりを―
溢れた水が光りだす
失くした色を取り戻して
乾いた心に 別れの時間
流したしずくに 始まりを探す
意味などない 生きる位置も まだ 知らない
流れ行き着く 場所だから
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