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トビラ。
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作詞 ikusa |
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電線に囲われた満月
切り取り線は必要ない
風景を手で剥がしとる
写真みたいに
世界に気が付けば満足
振り向く必要は無いんだ
蓋の無いドア飛び出して
鏡の国へ
ティーポットに
お茶を注げば 角砂糖に
逃げ回っても
時計兎は いつも隣に
不思議の穴に
逆さに落ちて 逆戻り
ハートマークに
気付かなければ
首を撥ねられなかったのにチェシャ猫の
言葉遊びに
乗せられていたらしいわ
振り向いちゃ駄目ね
小さなノブを
ひねった時
そこからがもう運命
小瓶の中の
乗客に
涙にゆられて
どこに行くの
ゆらゆらゆれる
時のなか
ぐるぐる回る
鬼ごっこ
自分の足を
掴んでみては
出口はいつも
私の前に
君が振り向いた瞬間
目をそらす必要はない
化けの皮を剥がしてやる
出口はどこ?
世界が揺れる震撼
立ち続けられたら満足
煙草の煙吸いだして
もとの世界へ
後ろ姿
手を伸ばしたら 塵芥
否定しても
ハートの兵は 槍を片手に小さな扉は
叩いて叩き 開かずじまい
白い薔薇を
赤く塗る
後悔は遅過ぎ
鏡ね世界の
犯罪者に
迷路に迷い
殺されるの
ふらふら彷徨う
道の先
くるくる逃げる
鬼ごっこ
鍵の穴を
覗いて見ると
私はいつも
私の前に
不思議のせかい
鏡のせかい
ハートの王女
変幻自在の
クッキーを食べ
いつかは夢から
覚めるのかしら
ゆらゆらゆれる
時のなか
ぐるぐる回る
鬼ごっこ
自分の足を
掴んでみては
出口はいつも
私の前に
ふらふら彷徨う
道の先
くるくる逃げる
鬼ごっこ
鍵の穴を
覗いて見ると
私はいつも
私の前に
ハッピーエンドは
嫌いじゃないわ
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