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寒い日
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| 作詞 ルリ |
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こんなに寒くてよかったなんて 少しも思ったことは無い
甘く影に隠れたメロディーも 悲しみに閉ざされた僕の前では
見つけてなんてあげられないよ
君の手が握れて嬉しいなんて もうちっとも思えない
季節を歌った恋の歌も 全て捨ててきた僕の前では
聴いてなんていられない
君が好きだと言ったあの曲 今じゃ僕は大嫌い
意思も持たない小さな音が 君に愛されるのが妬ましかった
僕だけを見てなんていう前に さっさと忘れた方がいい
今さら何が出来るのか
投げ出したのは僕の方で 飽きてしまったのは君の方
勝ち負けがあったとするのなら 負けたのはきっと僕だろう
寒さに震えてよかったなんて 今はもう考えられない
抱きしめる人もいないのに 吹き抜ける風の中では誰も
嬉しいなんて思えるはず無い
二人で聴いた優しい歌も 僕は二度と聴けはしない
埃の積もった拙い歌が 優しすぎるのが悲しかった
嫌いだなんて言われる前に 今すぐ嫌いだと言えばいい
他に何が出来るのか
諦めたのは僕の方で 切り捨てたのは君の方
勝敗を決めるとするのなら 勝ったのはきっと君だろう
僕だけ愛してなんて言わないで 君から離れて正解だ
寒い日はいつも思い出す
手を繋いで歩いた外路地 君を抱きしめた風の中
僕を愚かだと笑うなら 君は恋をしない方がいい
好きだといった君の酷い嘘 それでも嬉しかったんだ
こんなに悲しいことは無い
好きだったのは僕だけで 嘘を吐いたのは残酷な君
これを恋と呼ぶのなら 落ちたのは僕一人だろう
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