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儚くとも
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| 作詞 ルリ |
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碧い目をしたお人形 悲しい顔で笑ってる
いっそのこと泣けば良いのに
君はいつでも笑顔のまま
「人形だから・・・」と呟く声は
とても冷たいモノだった
孤独と悲しみが蝕んだ瞳は
光を含んだビーダマのように 碧く透き通っていた
孤独に沈んでいながらも
澄んだ瞳を持つ彼は 確かに人とは呼べないのかも
泣きたいと笑い続ける彼は
誰かに手を指し伸ばしてもらえる？
涙の意味が分からないから
いつまでも笑い続けるしかない
今にも壊れそうなのに そっと笑ったお人形
澄んだ目をしたお人形 笑顔で悲しみを弄ぶ
いっそのこと泣けたら良いのに
君は悲しい笑顔のままで
「人形なんだ・・・」と呟いてみせた
とても冷たい声をして
痛みと苦しみに侵食された瞳は
尚も光を含んだ硝子のように 儚くとも輝き続ける
苦しみに泣けない目をしていても
硝子の瞳を持つ彼は 人とは呼べない綺麗な人形
苦しいと笑い続ける彼に 知らぬ間に涙が零れ落ちてた
涙の意味が分からないなら
今その意味を教えてあげる
今にも零れそうな涙と それに溺れる君の瞳
君が殺し続けたモノは 得たことの無い温かさ
差し伸ばされる手の意味が分からず
受け入ることが怖い感情を 微笑みながら壊し続ける
優しさが凶器に変わること
高性能なお人形は 利口な頭で悟っていた
泣きたいと笑い続けた彼は
とても冷たく儚い人形
温か過ぎる涙の意味が
分からないんだ、と泣き続ける
涙の意味が分からなくて
いつまでも笑い続けたお人形
やっと笑えて泣けた彼は 泡沫のように儚い人
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