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T am sky
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作詞 美卯 |
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海が見えるあの丘で貴方はいつも佇んでは
綺麗な旋律を奏でて歌っていた
私を見つめて貴方は優しく語りかける
そんな貴方に徐々に私は惹かれていました
―何処か憂いを秘めていた瞳
貴方が何も言わなくてもその瞳が私に
「孤独」だと打ち明けた
訴えかけるように貴方は毎日ただ私を見て歌っていた
貴方の孤独を包んであげる為に私はこの地に降り立った
ここは貴方にとって特別な場所
貴方と私が始めて出逢った場所
貴方の傍に居られるのなら私は自分の居た世界を
切り離す事を惜しまないのです
二人が出逢ったあの場所がいつしか約束の場所
へと変わっていた
会う度に貴方はその綺麗な指で旋律を奏でては
私に歌を聴かせてくれた
―貴方の声は時折消え入りそうで儚かった―
其れこそが貴方の抱えている孤独だと知って
私は密かに泣いてしまった
乾いた地面に涙が降り注いでも
貴方には安らかな愛を降り注ぎたい
ほんの僅かだけど私に見せてくれる笑顔
貴方の笑顔を守れる為なら私は自分を切り離す事も
惜しまないのです
まだ私の名は打ち明けれません
貴方が私の存在に気付いてくれる時を待っているから―
貴方があの丘から両手を差しのべる先が私
貴方がいつも見つめる世界が私自身
どうか 私の名を呼んでください
どうか 私に気付いてください
例え 私が消えてしまっても貴方は必ず二人が
約束した場所で待ち続けると信じています
どうか 歌って 貴方は一人なんかじゃない
(T am sky 私は貴方が愛した空)
(T am sky 私は貴方を愛した空)
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