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Keep Out
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作詞 美卯 |
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産声を上げた瞬間から世界は既に封鎖されていた
彼方此方に貼られたKeepOutの文字が
僕たちを縛っていた
看板を広げて勘違いしてる愚か者達ただ嘲笑う
毎日1cmずつ削られていく世界
居場所を失っていく僕達は何処に行けと言うの?
柵越しで奴等は只嘲笑っていた
立ち入り禁止場所には僕達は踏みこむ事は許されなかった
しがみついて隙間から僅かに見える世界をただ呪った
大きな白い看板に示されたKeepOutの文字
それこそが 僕達の存在否定だった
「同じ人間なのに何故…」
屈辱的な思いを噛み締めて只立ち尽くすしか出来なかった
柵にしがみついてみても確実にある壁の存在が顕になるばかりだ
ジタバタもがいても余計に虚しく悔しさが只募る
何処に行ってもkeepOut
居場所はどんどん削られていく
柵越しの世界で奴等は奪った幸せに浸りながら暮らしていた
僕達は誓った
ただ 恨めしく見てるだけじゃ何も得られないし何も見れない
立ち入る事が罪になったとしても精一杯抵抗してやるよ
例え 磔の刑にされたってそれが悲劇の始まりだと知っても
僕達は後悔はしないさ
群青の空の下で今戦う事を誓う
宣戦布告の合図に柵越しに貼られたkeepOutの文字を
赤いペンキで思いっきり×を描く
「こんな世界なんてぶっ壊してやるよ」
そう吐き捨てて僕達は笑った
小さな武器を片手に僕達は柵を乗り越えた
銃声の響きと共に僕達の戦いは始まりを告げた
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