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五日間戦争
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作詞 ムメイ |
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傷を舐めあう僕たちは はたから見れば惨めでも
それが無ければ生きられない そんな悲しい生物です
でも人に向けて書き募らせた 強く熱い感情を
たった一つのつまらない言葉で流すのは優しさか?
「あなたの涙の理由を私は知っているつもりです」
思いつきのそんな吹きだしが
癒すつもりで僕に突き刺さる
血を吐いて転びまわって膝が笑っても何とか立った
そしてつられて僕も笑った 泣いていないという主張だ
殴られてまた投げられて骨が折れても立てるかな?
誰かに伝えたいその叫びは僕の中だけで木霊した
長官の気取った口ぶりは皆から見ればひどくても
それは今のこの島にとって、とっても大事な戦力です
「人は支えあってこそ生きていける生物なのです」
解ったかのような吹きだしは
ヘドロのように飛び散った
本当は本当の事を誰かに打ち明けてやりたいんだ
でも僕らは顔を泥に突っ込む 「笑っている」というフリだ
絆を守るという勇士を皆しっかり持っているか?
本当は「自分だけ」そんな最終兵器を皆持っている
握られた現実はいつしか一つの武器となる
僕を痛めつけて最後の最後涙をも枯らす
血を吐いて転びまわって膝が笑っても何とか立った
それにつられて皆笑った 互いに銃口を突きつけあった
飛び散る台詞 キレイな言葉がすべて真っ赤に染まる時
誰かに伝えたい叫びが喉を引っかき本当の事が木霊する
流されても指示に反しても握った銃の向く先には
本当は「嘆きたい」そんな『理想』がそびえ立っている
大声で叫んで駆け出せ僕らの五日間戦争へ
本当の平和は何?わからない僕らの五日間戦争
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