ご自身で作詞された歌詞を「うたまっぷ」で発表するコーナーです。皆さんのご投稿をお待ちしております!
無料歌詞検索・うたまっぷトップへ
 人気投票
 コメントを書く

無料歌詞検索・うたまっぷトップへ

桃色の月が昇った夜には
作詞 絵描き屋
              滑らかに沈む紺色に
             ぽっかり浮かんだ月の夜。

              桃色に淡く照らされて
              私ら二人、盃交わす。


             ―ほらあんた、飲みなされ。
            ―こらこらそんなにせかすない。
              いつもの調子で笑い合う


             あんたも大きくなりなさった
             そろそろ所帯も持つだろう?



              虫がりぃりぃなく丘で
               長ぁくのびた二人影。

              桃色に淡く染められて
             このまま一つになれば良い。


             ―あんた、もっと飲みなされ。
             ―もう酔いがまわってるよ。
              いつもの調子で笑い合う


             あんたも大きくなりなさった
             そろそろ見えなくなるだろう。



              涼しい風が吹く丘で
              ゆらゆら揺れる夜の花。

             あんたも大きくなりなさった
             そろそろ所帯も持つだろう?

             あんたは大きくなりなさった
              私が見えなくなるだろう

              私はあんたが好きだから
             泣いて縋ることはしないさ
             あんたが困るのを見たくない

             あんたは忘れていくだろう
             ヒトってそんなもんだから
              私も心得てるつもりさ


               だけど、だけど

                私は忘れない
               忘れられっこない。
               愛しくて、愛しくて
               仕様がないから。
             恋しくて泣く夜もあるだろう。
             チガイを憎む時もあるだろう。


       「あんたが幸せになってくれれば、それで良い。」

              笑顔で言えるだろうか
              あんたに初めてつく嘘。


              忘れないで、傍に居て。
                 なんて、ね。


              滑らかに沈む紺色に
             ぽっかり浮かんだ月の夜。

              桃色に淡く照らされて
              私ら二人、盃交わす。

本作品の著作権は作詞者に帰属します。
掲示板、
ブログ等に
リンク
URL▼

リンクタグ▼
歌詞タイトル 桃色の月が昇った夜には
公開日 2008/05/18
ジャンル その他
カテゴリ その他
コメント 人ならざるものが人に恋してしまうというシチュエーションで。女性です。長い詩ですが、読んでもらえたら嬉しいです。
絵描き屋さんの情報













うたまっぷTOP作詞スクール歌詞検索自作歌詞愛ことば便アーティストクリップうたまっぷインディーズ俳句・川柳
お問い合わせ歌詞リクエスト登録リンクURL登録音楽関係リンクサイトについてプライバシーポリシー
うたまっぷ