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浮世生死
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作詞 絵描き屋 |
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灰色の街を歩く
今日も明日も
少年は叫びながら走り抜ける
体を青に染めて
僕の中の臓器達は
止まることのない雑踏で揺れる
揺れすぎてねじ切れた血管
そこから流れる血は乳白色
それぞれのリズムを押しつけ合い
止まることを知らない灰色の街
今日も明日も変わることなく
鈍行列車は進んでいく
特急に乗った少女は叫んでる
髪を金に染めて手には札束
少女にかまわずどんどん進む
平凡日常死と同棲
生は少し家出中
性はきっと今日も商売
僕の詩は止まらない
僕の口からは
寝ても覚めても乳白色の僕が流れ続ける
そいつが灰色の地面に落ちる時
奏でるメロディーは何所へやら
そこかしこに転がっている魚の頭
腐敗しながら僕を睨みつける
「つまらないんなら死んじゃえよ」
老人の喉から鳩が言う
灰色の街を歩く
今日も明日も
少年は叫びながら走り抜ける
体を青に染めて
特急に乗った少女は叫んでる
髪を金に染めて手には札束
平凡日常死と同棲
生は少し家出中
性はきっと今日も商売
僕の詩は止まらない
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