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俺のこと、どう思ってる…？
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| 作詞 名架 |
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偶然、あいつと俺は同じクラスになった。
その頃は別に、なんとも思っていなかったんだ。
だけど隣りの席になって、仲良くなって。
沢山話をするようになって。
俺はあいつのことが好きになった。
でも、
あいつの目は他の男子の方へいっていて
すっごく気になったから、
｢好きな人教え合おう。｣
と言ったら賛成してくれて…
やっぱりあいつは、
いつも見ていた奴が好きってさ。
だから俺は見栄を張りたくて
嘘を吐いて、
そのときたまたま視界に入った女子を好きって言ったんだ。
なのにあいつは信じて…
別に普通な顔をしていて…
“信じてもらえても、
俺のことが好きじゃないと嬉しくない”
と思ったんだ。
それからは、本当に苦しくて。
自分で自分に、いつも大丈夫かって問いかけてた。
あいつを見ると、
あいつは好きな奴と話して笑いながらも照れていて…
俺にはそんな顔見せてくれたことなかったのに。
“悔しい”と思いながらも、
あいつの恋の相談とかに乗っていた。
だけど、
また苦しい思いをしていたある日にあいつは、
｢好きな人、変わった。｣
と教えてくれて。
いなくなったんなら、頑張ろうと思ったけど、
他に好きな奴ができたんなら,,,
と考えると、頑張れなくて。
自分が、本当に情けなかった。
そんな、
くよくよしてた俺に気づいて嫌気がさしてか、
あいつは急に、俺にだけ冷たくなった。
だから謝ったんだ。
そしたらあいつは優しいから、
俺のせいじゃない、とだけ言ってくれて。
また仲良くなれた。
嬉しかったけど、ふと思い出した。
俺には、気がかりなことがあったんだ。
適当に言ったから、
もう俺は誰のことを言ったかさえ
憶えていない女子のことが好きって言ったことを、
あいつはまだ憶えているだろうか？
もし憶えていたとしたら、
あいつ以外の女子のことが好きなんて思われていたくなくて、
｢俺、今好きな奴いない｣
と言った。もちろん、あいつに。
そのとき、一瞬だけお前の顔が笑った気がしたけど、
またすぐ普段の顔に戻って。
なに勝手に俺は、あいつが喜んだのだと思ったのだろうか；
でも、それほどお前が好きなんだ。
あいつと、今は“友達”としてでも近くにいたいから。
まだ告らないけど、絶対俺を好きにさせて、告白するぞ！
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