|
|
|
「おやすみのうた」
|
作詞 souzou |
|
足音羽ばたく朝の駅前
今にも飛んでいきそうなタンポポの種
足裏リズムが睡眠薬
僕はじっと耳を澄まし トンネル作る
酔いつぶれた散眼 風船みたいな顔面 焦点はずれるでたらめのスクリーン
風に持っていかれた小枝の熱が額の温度を気持ち良く冷やす湿布
あと少しで不法侵入する悪魔 予言は的中 今から枕とお喋りさ
布団のざわざわ 海に直結 揺れる模様 瞳裏の微生物
流星過ぎるプラネタリウム サーキットマシーンより振れる早さ
汗ばむ心臓 崖崩れの歯ぎしり ドラキュラになって飲み干すトマトジュース
虚無僧が唱える尺八の音色に物恋な夢でも鬱つにみれば
名監督に僕はなれる 客観のなかで突っ立つ分身 目立たない枯れ木
流れ着いた無口 笑顔の練習 窓を奪う排気ガス 距離感つかめない眼鏡と僕
いくら歩いたって先っぽを知ることはない 上手に進めない赤ちゃんの酔っ払いさ
おやすみの歌 静かな歌さ 皆は眠る 電気は消えた 夜になった
おやすみの歌 退屈な歌さ 僕は眠る 太陽が起きた 朝を忘れて 僕は眠る
|
|
|