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電話越しの君
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作詞 暗闇族 |
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電話越しの君
声にふと零れた震え
離れていたのは距離でも月日でも
なかったのだと 気が付いた夕の暮れ
街灯チカチカとして 目に悪いから消えてくれ
叩かれる音 まだ終わってない
雨音ポタポタと打つ 目が霞むから止んでくれ
「元気でね」どんな声で・・・
言えない僕の言葉を待つ君の「ごめんなさい」
いつにも増して綺麗な声だった ズルイよね
線路沿いの家
草が乱れた君の庭
忘れられたのは水でも光でも
なかったのだと 気が付いた宵の口
踏み切りガタガタ揺れて 影が現れて波打った
塞がれた道 まだ戻れるのかな
雨傘ハタハタ回る どこにも行けない僕みたい
「元気でね」どんな声で・・・
言えない僕の言葉を待つ君の「ごめんなさい」
いつにも増して綺麗な声だった ズルイよね
目に映るもの 耳に入るもの
全てが信じられなくなった
君さえいれば失わずに済んだのに
「元気でね」は言えないままで
途切れた会話の向こうで待つ君の「ごめんなさい」
いつもより澄んだ声だった ズルイよね
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