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足取り
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作詞 崇幸 |
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あの名曲も今は聞きたくない。
あの名フレーズも今は歌いたくない。
あれ?僕の好きな歌って全部恋の歌だ。
僕の名曲って全部失恋の歌だ。
「聞きたいけど今は聞きたくない」こんなフレーズができたよ。
「歌いたいけど今は涙声になりそうだ」
けど、泣きながら聞いて歌うよ。
後ろを振り返りながら進むために。
パンクロックが好きで気分を変えようときいてみても
「がんばれ!」って言ってくれてるボーカルの声も
今じゃ何か裏があるみたいと疑心暗鬼になってしまってる。
でもこれを繰り返し好きな歌が増えていった好きな子も増えていった
こうやってみんなくりかえしてるんだろな。
今は自分が一番不幸に思えるけどこう思えるのって幸せだからだろうな。
あの曲をもう一度聴いてみよう勇気を出して。
あの部分をもう一度歌ってみよう。ささやくような声で。
あれ?意外と普通に聞けたよ。
あのフレーズも大きな声で歌えた。
「ちいさなもやもやがあるけどそれを笑える」そうか...
「涙声みたいな声だけど泣いてはいない」
もう、泣くこともないかもしれない。
けど、僕は後ろを振り返り前に歩くよ。精一杯の足取りで!
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