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この季節を思い出す頃
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作詞 Kske |
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前髪が目にかかるようになって あの頃と同じくらいになった
過ぎ去る時間に歩幅を合わせて 「流行に乗る」とおどけて見せた
いつかの夕暮れの公園 互いの夢を語り合った
「誰が一番早く叶えるか競争だな」
誰よりも最初の一歩を 先に踏み出したくて
強がることに罪はないけれど 何だか自分を裏切る気がしていた
だけどそれさえも「自分に甘える事」と 信じて歩いていた
恋なんて二の次だって 人を好きになることはあって
「誰が一番早く結婚するか賭けよう」
そしてまたもう一つ 夢が生まれた瞬間だった
いつかこの季節を思い出す頃に
あの日のまま色褪せた 情熱が残っているかな
もしも今時間を元に戻せても
胸の内に秘めていた 想いはきっと蘇らない
目を閉じたままで 真っすぐ歩けていなかったけど
心に灯った一握りの明日を頼りに 僕は行くよ
仲間ともめることは多かったな きっと仲の良い証拠なんだけど
でもそうして本音をぶつけ合えたから 自分の持つものに自信が持てた
世間はいつの日も厳しい 忙しさに流されるだけ
「もしも何かに行き詰まったならここに来よう」
約束の桜の木の下 昔埋めた想い出
いつかこの時代は変わっていくけど
あの日のままの僕たち 変わらない夢を追いかけ
汚れて寄り添って涙をぬぐって
何かこう、かけがえのない大切なもの 見つけた気がする
誰かと似たような人生 そんなんじゃつまらない
何かを求めて欲望のままに彷徨う 若さ故の青さ
あの桜の木から ずいぶん遠くまで来たな
今戻ったら誰かが待っているかな
月日が僕らを流していく
いつかこの季節を思い出す頃に
あの日のまま色褪せた 情熱が残っているかな
もしも今時間を元に戻せても
胸の内に秘めていた 想いはきっと蘇らない
目を閉じたままで 真っすぐ歩けていなかったけど
心に灯った一握りの明日を頼りに 僕は行くよ
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