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嘘物語
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作詞 KeG |
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突然会いたいと
昨日君は言った
普段とは違う何かを
僕は感じてしまっていた
ボタンに連動した
電子音が部屋に響いて
僕はドアを開けた
そこには君がいた
僕を見て
髪切ったんだね
そう言った
なぜか泣きながら
部屋の真ん中に
来ても君は泣いたまま
絞りだすように出した
一言目は
ゴメンネ
心に引っ掛かっていた
何かがその時
ハッキリ見えた
君はカバンの中から
紙を取り出し
僕に渡す
何かが書かれた紙
何かじゃなく
さよならが書かれた手紙
そんなこと気付いてた
手紙を読む間
君は泣いていた
だから僕は泣けなかった
君の想いを少しでも
軽くしたかったから
必死で耐えた
君が部屋を去った後
もう一度
手紙を読んだ
僕は息が出来ない程
泣いていた
嘘であってほしい
そう願う
嘘物語
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