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前略 心の道から
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作詞 モス |
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「調子はどうだい?」
白い影は僕に尋ねる
「もうやめたらどうだい?
苦しいだろ?つらいだろ?
もうやめたらどうだい?
お前は早いぜ?
ぶっちぎりの一位じゃねーかよ
走らなくても一位独走だろ?」
そうなんだ
走っても走っても誰もいない
さみしいんだ
いっそ止まって皆をまとうか?
「でもキミは誰なんだ?
何故キミだけはここにいるんだ?」
僕は白い影にたずねる
「そんなことはどうでもいいからさ
チョット休もうぜ?」
「だめだ」
黒い影がいった
「止まるな
走るんだ
ベストを尽くせよ」
「きみはだれだい?」
僕は黒い影にたずねた
「さあね?でも
ここにはキミしかいない
だからどこまで走っても君しかいないんだ
そんな中でくらべっこなんてできないだろ?
だからベストを尽くせよ
最後まで勝負はわからないんだ
他の誰かはキミより早いかもしれないぜ?」
僕は困った
「どうしよう・・・・」
白い影はいった
「みんなを待とうぜ?」
黒い影はいった
「皆って誰だ?
友か?親か?兄弟か?それとも
救世主か?
お前は甘えてるだけだろ?
いつか誰かが助けてくれると思ってるだろ?
それじゃダメなんだ
ベストを尽くせよ
それが、お前を待ってくれてる人に対する最大の礼儀じゃないのかよ?」
僕はいった
「走ろう
今までよりもっと早く走ろう
誰よりも早く走ろう」
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