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白夢黒願色離々
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作詞 林檎飴 |
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瓶につめたビー玉は宝物、と
言い張って聞かなかった
手離したくない、
とても大事なものだった
瓶の中のビー玉の向こう側の
景色を見ようと必死だった
だけど大好きなものはここに
いてほしかった 留めておきたかった
全部が事実なのに
大切に握り締めていたら
色がなくなっちゃった
大好きな人達だったのに
いつも傍にいたのに
手を繋いでいたのに
転がりだすと止まらなかった
好きだったけど大きな世界を知ったら
世界には僕より素敵なものが
うんと溢れていた
ありがとう の自己完結で
終われなかった
向こう側の景色は見えなかったあの日
大切な人を見忘れていたあの日
今も向こう側なんて見えない
僕の光は届かない
転げ落ちたビー玉たち
有数の自由に光るあの人達
向こう側なんて見えなくていい
きっと今も探しているのは
転んで走って立ち止まりつつも
ずっと歩き続けている
ビー玉たち
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