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空想
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作詞 Ysk |
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林檎を齧って髪を切りたくなった空想は最早腹の中
もう如何したってあの場所へは戻れないのなら
暖かい場所で寝られる様手配して下さる?
だいすきだと呟く分裏切られるのならもうあたしには・・・
「覚悟しといて捕まえに行く」とあれだけ勢い盛んだったあたしは何処?
もう居ないいつにも増して居なくなるのが早かった
あたしの決意は其れだけだったって事よ
悲しんでる暇なんてないからあたしは笑わない
怒ってる気力なんてないからあたしは楽しまない
どんな事をしたってされたって飲み込んだ空想は戻って来ない
飲み込む前に教わったのに飲み込んだ瞬間忘却の彼方
季節外れの徒桜は可憐に咲いて勝ち誇り
《散る》と云う近い、物凄く近い未来なんてお構いなしで
見ているこっちは眼中に揺れる心配を
悟られぬ様必死で隠しているというのに・・・
逢えたならもう一度見れたなら
あたしはもう此処には戻れなくて
前居た場所にもさよなら。で
進みたくないでも進んで
進みたいでも進めなくて
此の世界は最初から望みは叶わない様に創られている
そんなに悲観ぶらなくても
あたしが認められない事くらい理解の範囲
針の傷跡に一生懸命になる程
あたしは貴方を想えなかった
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