|
|
|
僕と彼女の物語
|
作詞 まー |
|
僕に名前はない
彼女がつけてくれた名前はあった
でも彼女はもうその名前を呼ばない
だから僕には名前がない
この部屋に来たのは
すこし雪の降るさむい日だった
彼女はダイスキな人と一緒に
僕をここに連れてきた
しばらくして彼女のダイスキだった人は来なくなった
彼女は泣いているときが多くなった
前みたく笑わなくなった
僕がここに来たころ
彼女はほんとうに幸せそうで
僕はそんな彼女を見ているのが
大好きだった
僕には名前があった
彼女と彼女の大好きだった人がつけてれた名前
でも彼女はその名前を呼ばなくなった
その名前を呼んで泣くぐらいなら
僕は名前なんていらない
きみが孤独を感じるときでも
僕はここにいるから
きみはひとりじゃない
僕がいつもここにいる
でも僕は彼女の涙をぬぐうことなんてできない
彼女を抱きしめることもできない
僕がどれだけ想っても
彼女は気づかない
でも僕はここにいる
僕がここにいることなんて気づかなくていい
ただここにいるから
きみを見ているから
これからも
僕はここにいるから
僕をいさせて
僕は黒猫
3年前からこの部屋にいる
黒猫のぬいぐるみ
|
|
|