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微光
作詞 少年アリス
出窓に手をついて 身体を乾かそうとしたのに
そこにあった筈の砂漠も 星の海も見当たらない
昨日の絵具と一緒に引き上げられてしまったのか
窓枠の中は行き止まり コンクリートで額を冷ました

君が錯覚していた世界に
いつまでも いつまでも 揺られていようとする

五時間分の血液と 一時間のにわか雨
雨足が遠退いた後も 毛先から赤い糸を引いた
キャンバスは役目を終え わずかな粉雪を迎え入れる
頬の上で溶け出して 涙のように現を汚した

あの冬の空を描いてくれ、と
呟いたきり 風は凪いだままでいる

本作品の著作権は作詞者に帰属します。
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歌詞タイトル 微光
公開日 2014/03/17
ジャンル その他
カテゴリ 別れ
コメント 2011,冬 作
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