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夢の下(もと)
作詞 少年アリス
蝶々結びが出来た 出発しよう
地面に置かれたタンバリン 彼のリードを取る少年
底抜けに晴れ渡った この空が導いてくれる
信じてるよ 紐を握る手に力を込めて

白黒の景色を進んだ 色んな記憶が鬩ぎ合う中
時々 片足首にタンバリンが絡み付く
振り向けば 超えて来た街や道路が 圧縮されたゴミのよう
かの遙かな青空の下で

冷まし湯の温いシャワーだ 雨が唯一 祝福してくれる
旅人達が踊っているのを 僕はテントから眺めていた

鳴り止む声と同時に立てば 凄涼な砂漠に独りきり
誰かに蹴飛ばされたらしいタンバリンを拾って
見上げた雲は 此方を顧みもしないドラゴンの飛び姿
風が 夕闇と僕らをすり抜けていく

このままでは溺れてしまいそう 呼吸無しには生きられないのに
引き摺り込まれるタンバリンを 必死で手繰り寄せている

干上がる海水 髪はぱさつき 力尽きた身体が崩れる
最後に開けた視界は闇 タンバリンに塞がれて闇
引き綱へと掌を重ね 「おやすみなさい」とつつめいた
最も寛げる寝転び方で

本作品の著作権は作詞者に帰属します。
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歌詞タイトル 夢の下(もと)
公開日 2010/04/07
ジャンル その他
カテゴリ その他
コメント Os MutantesのBalada do Loucoという曲を聴きながら書きました。
一応、曲の緩急に対して、詩の一行一行の内容を意識させています。
少年アリスさんの情報













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