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スシエ
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作詞 もやしっこ |
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「susieってスシエじゃなくて スージーだよ」
すごくどうでもいい言葉だけど
僕はずっと覚えてるよ
だって あなたが初めて
笑ってくれたのは この勘違いだから
「教えてください やろ?」
「こら 寝るなよ」
「しっかり しいや」
「これで 最後なんで…」
今 思ったら
僕はたくさん話をした
もっと話したいって気持ちでいっぱいだった
もっとあなたに会いたいって気持ちだけで
毎日が幸せだった
でも 一番覚えていて 一番忘れたくないのは
「おめでとう」って
一緒に喜んでくれて 笑ってくれた あなた
授業は 個別指導で 1対2
ある日 年下の女の子が 急に言ってきた
「先生のこと 好きやろ?」
「…うん 好き」
女の子はこれ以上 深くは聞いてこなかった
それが どういう意味なのかも
人として 好きなのか
恋愛として 好きなのか
そんなこと 僕だって分からない
でも あなたと一緒にいると
すごく安心できて 幸せになれる
これが 好きって気持ちなのかな…
だったら嬉しいな…
「就学旅行のおみやげ買ってきてな もちろん先生のぶんもやで
先生 喜ばはるから」
もちろん 僕は買ってきた
でも もう君は受験が終わってて 丁度持ってきた日に
入れ違いになって そのまま会えなくて
で 先生のほうは
僕は 恥ずかしくて渡せなかった
そして僕のもとには 二つのおみやげが残ったんだ
一番 あげたかった
喜ぶ顔が見たかった 二人に僕はあげれなかった
僕は そんな人です
肌が白くて 髪が長くて
いつも元気で 頭もよくて
困ってたら 声かけてくれて
いつも助けてくれた
あなたが好き
大好き
付き合いたいとかじゃなくて
人として すごく大切な人
ずっと幸せで 笑っていてほしいって
心から想える人
もし あなたに言ってたら
どうなったのかな…
困った顔するのかな
ニヤニヤして
「あほやな」って言うのかな
もう話せなくなるのかな
でも 今となって思ったんだ
僕が あなたに対して想ってる気持ち
嬉しさ 優しさ 温かさ 幸せ
全部 知ってほしかった
全部 聞いてほしかった
全部 大切だった
あなたが教えてくれた 国語は
僕の得意科目で
あなたが教えてくれた 英語も
僕の得意科目なんだ
この2教科は
受験のとき 僕を助けてくれた
あなたの おかげだと思う
ねぇ… 先生
もしも先生がこれを見たら
一発で誰か分かると思う
たぶん その人で間違いないです
僕はずっと好きでした
ずっと先生みたいになりたいって思ってました
僕の目標で 憧れです。
ねぇ… 先生
一番伝えたかったこと 言うよ
僕は あなたと出会えたから
幸せなんです
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