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石竹夜 〜nadeshikoya〜
作詞 豆
秋の夜に石竹(きみ) 
帰らぬ時(ひ)もろくなる
どうか どうか もう一夜お帰りなさい

笑いながら 消えた眼
恋しさだけが 一人歩き
神無月夜二人
隠れて逢った日々

笑っている 君の声に
そっと耳澄ました

刹那が込み上げて
離れた夜(よ)も 逢えばよかった
互いにそっと 寄り添って
戀唄並べて 唄うこと できたのに

逢いたくても 触れられない
そんな私の思い咲き
君の所からでも
石竹見えるだろう

笑っている? 泣いているの?
拭うことできない

行く末代えられず
一人彷徨う戀心が
いつ日か雪を舞わさせて
私の思いも 枯れさせて しまうのかな





きっと君(あのひと)は
私の来る夜を
眠い目擦り待っていた
それなのに幾夜待たせ
何も確かな物一つあげられなかった

刹那が込み上げて
離れた夜(よ)も 逢えばよかった
互いにそっと 寄り添って
戀唄並べて 唄うこと できたのに

戀唄並べて 唄うこと できたのに

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歌詞タイトル 石竹夜 〜nadeshikoya〜
公開日 2004/09/08
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コメント 万葉集の中にある、想い人の好きな花・石竹(なでしこ)を見つめながら、失った後に誰よりも本当に愛していたことを知る句を何度も読んでいてできた詩です。本当に大切なものって失った後に気付くんですよね…
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