|
|
|
11
|
作詞 輝咲 |
|
サッカー部2年ひとりで
3年はたくさんおんのに そんなか抜かしおって
レギュラー入っとる あんたは結構カッコええねんよ?
自分でも たまぁに言うとるやろ
「俺 カッコええやろ〜」
周りの人間は「ナルシスト」とかな「自意識過剰」とかな
いろいろ つっこみ入れとんねんけど
あたしはほんまに「カッコイイ」思とるよ
普段の部活でも
1年はみんな学校指定のTシャツ着とるんに
あんたは一人ユニフォーム着とるやろ
すぐにわかんねん あんたがグラウンドのどこにおるか
どこでボール追っかけとるか
背番号まで覚えてもーた
11番やろ? その日からあたしの大好きな数字や
ポジションもFW(フォワード)やっとって
大事なトップこなしとるやん すげぇって素直に思ったわ
ヤル気あんのかあらへんのか
走ってる時はカッコええんになぁ
ボール蹴ってる時もカッコええんになぁ
なんで部活サボッたりするん?
あんたのサッカーやっとるとこがあたしは一番好きやねん
せっかく速い肢もっとるんやから
もっとボール追っかけぇやぁ
なんで途中であきらめんねん
泣きたくなるわ ドアホ
でもやっぱ好きやねん
なんでか知らん なんでだかあたしが知るはずないねん
でも「11」見るたび ちょびっとドッキリすんねんて
あんたがカッコええとこ あたしに見せつけるからなぁ…
だから 好きやねん
…ほらっ そこ!!背番号11の少年!!!
あんたに言うとるんやで……
|
|
|