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青空
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作詞 川柳 えむ |
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道路の真ん中で 小さく蹲って
苦しんでいる子が居た所で 誰が手を差し伸べる?
崩れ掛けた地球で 壊れ掛けた奴等が
誰に目をやる事も無く歩き 足元だけ見ている
前は見ないで歩いた方がいいだろう?
だって先に恐ろしい魔物が居たらどうする?
何もする事が出来ずにあっという間に
喰われてしまった方が ほら 楽だろう?
止まる事無く進む僕等は とりあえず歩いて
淀んだ世界の 行き当たりばったりの人生で
先を見ずに駆け出す僕等は 目を瞑って進み
沈んだ世界の どこに青空が見えるって言うんだ?
誰だって自分が 1番可愛いんだ
周りを見る余裕の無い奴が うろついてる町だし
壁が崩れてきたら 真っ先に駆け出すよ
振り返らずにそこから逃げ出し 耳を塞いで走る
顔は上げずに走った方がいいだろう?
だって先に闇が待ち構えて居たらどうする?
何も考えられない状況のままで
飲み込まれてしまうなら 嗚呼 楽だろう……
無口のままに進む僕らは とりあえず歩いて
狂った世界の 争い巻き起こるこの地上で
無関心な奴等が叫んで 湧き上がっているが
壊れた世界の 苦しみ悲しみが何だと言うんだ?
小さくなった空を見上げて
崩れ掛けたビルの影に座った
一休みも束の間に僕は
再び暗闇を歩き出すんだ
こんな世界だし……
本気で希望を持った奴が 口先だけだって
行動起こせと まずお前がやって見せろよ?って
でも希望さえ持たない僕が 何を言うも無いが
光無い地球の 喜び楽しみが何だと言うんだ?
止まる事無く進む僕等は とりあえず歩いて
壊れた世界の 行き当たりばったりの人生で
先を見ずに駆け出す僕等は 目を瞑って進み
失った光を この世界のどこに見つけるんだろう……?
でも フと見上げてみた空って
……意外に顔も上げてみるものだと……
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