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君の落書き
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作詞 なつ@なちみ |
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僕は絵を描いている 真っ白な紙に
キャンバスと言えるほど 綺麗なもんじゃないが
君は僕の元へ来て 紙の隅っこに
小さな落書きをし 無邪気に笑って見せた
「自信作なんだから!」と 僕は怒った
君はまだ 笑っていたが 一瞬の表情の隙間
「ごめんね邪魔だったね」 君は言って
後ろ見て 歩いてったが さっき隙間に見えた表情
浮かべてたの 僕 知ってるよ
ちょっと言い過ぎたかな 僕はまた絵を描き始めた
ちょっと君の落書き 気になって覗いてみたら
君の名前と 僕の名前
僕は絵を描いている まだ完成してない
カタチはできてきたけど まだ色も塗ってないが
君の残して行ったこの 紙の隅っこの
小さな落書きが だんだん消えかかってきた
「君がここにいた証なんだ」と 消さないように
そこにまだ 残っているように 必死で守ってきたのだが
なんだかもう だめ みたいだ
もうここへは来ない 君はもうここへは来ない
もうここへは来ない 君の落書きは君のよう
君の存在 僕の存在
僕の描いてるこの絵 もともと君にあげるための
僕の描いてるこの絵 落書きが消えないうちに
この落書きも混ぜて 僕の作品といえるから
この落書きも混ぜて 僕のすべて、僕の・・・
落書きが消えないうちに
僕の存在 君の中から
消えぬうちに
消えぬうちに
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