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最後のわがまま
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作詞 ryo-2 |
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「美しいままでいさせて。せめてあなたの記憶の中では・・・」
そう言ったあなたは笑顔で泣いていた。
突然知らされたあなたの病気
突然知らされたあなたの命の期限
支えようあなたを
その最後の、本当の最後の瞬間まで
拒まれた僕の決意
全てを受け入れる覚悟は出来ていたのに
「あなたの中での私は永久に人生を心から愛している。
まだ元気なうちにあなたの前から消えさて・・・」
突然知らされたあなたの覚悟
突然知らされたあなたとの別れの期日
支えたいあなたを
どれだけあなたが人生の絶望しようとも
頑ななあなたの姿勢
あなたはもう旅立つ決心をしていた
「目を閉じて。わたしの最後のわがままを聞いてく れてありがとう。さようなら・・・」
あなたの唇の感触
あなたが離れていく気配
どれだけの間そこで目を閉じて立っていたのだろう
夕刻の寂しさが僕に目を開かせた
涙でかすむその景色のむこうに
あなたの姿はなかった
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