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シッパイハセイコウノモト
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作詞 霧闇 |
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左手首の 傷跡
血が溢れて涙がこぼれて
とまらなかったあの日。
流れる血が 自分の希望に感じた
この体から 少しずつ、抜けていく
零れる涙が 自分の願望に感じた
冷えた瞳は 少しずつ、ぬれていく
希望≠ニ願望≠ェ床に染みていく
奪われていくようだった。
単なる床に 希望も願望も奪われるようだった
「死」って痛みにさえ耐えれば
簡単に受け入れられると思ってた
違った。
全てを捨てる覚悟≠ェ必要だったんだ。
左手首の 傷跡
それを見て泣き叫ぶ君
捨てられない唯一の人
君の涙が 僕の傷跡に落ちていく
君の温度 少しずつ、みちていく
僕の瞳は また光をともせるかな
僕の唇は 君への愛を紡げるかな
涙がしみて痛む傷を優しく撫でながら
君は優しくでも強く言った
少し笑って 「当たり前でしょ?」っていった
「死」って簡単なモノだと思ってた
死んだほうが楽だと思ってた
違った。
君の存在≠ヘ生きる鎖さえも崩した
左手首の傷跡
血が溢れて涙が溢れて
君への愛が溢れて
とまらなかったあの日
この傷はあの日の結晶
この傷は僕を「歩め」とせかすから。
歩き出せるよ。また、歩ける。
君がいる道を。
失敗は成功の元
そんな言葉が浮かんで苦笑い
笑うのは何ヶ月ぶりだろう。
気づけば 頬の筋肉が攣って
君が笑ってた
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