|
|
|
雛菊
|
作詞 渡里 |
|
風が吹くだけで揺れて
脆く見えるけれど
危うさの無い根をはり
ここに立ち続けています
無邪気に全てを
受け入れる事の出来る
そんな存在でいたいのです
私が咲く頃 大地では
たくさんの美しき者達が競うでしょう
その中にいても 貴方なら
きっとすぐに見つけてくれると信じているから
愛らしく色付いて待っているのです
雨上がりの太陽が
雫を照らして
私の身体をキラリ
光と同化させます
悲しみまでもを
抱えて それでもなお顔を
上げて笑っていたいのです
私が散る頃 大地では
たくさんの種達が次の春を待つでしょう
その中にいても 貴方なら
唯一私を選んでくれると信じているから
冷たさの中にあり微笑むのです
私が咲く頃 大地では
たくさんの美しき者達が競うでしょう
その中にいても 貴方なら
きっとすぐに見つけてくれると信じているから
愛らしく色付いて待っているのです
そして本当に 私という
存在に目を留めてそっと摘んでくれたなら
私は花弁を一枚差し出して
同じ気持ちをあなたに伝えるのです
風が吹くだけで揺れて
脆く見えるけれど
支え合わずに自分で
ここから歩き出します
「生きることは一人で歩くこと
存在を認め手を繋ぎ
自分の力で歩くこと
それが愛し合うということ」
|
|
|