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袖時雨
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作詞 和時 |
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私を通った風が
あなたに触れる時があるのだろうか
背中を撫ぜる事はあるのだろうか
雨が目じりに落ちる
なぜ歩く?
なぜ歩いている
どこ あなたが踏みしめる地は・・・
霧散する葉をかき集め
地に叫ぶよ
根が伝わるように
空に叫ぶよ
消えないように・・・
私を紡いだ音が
あなたに届くときがあるのだろうか
私を残すことは出来るのだろうか
雨がまぶたに落ちる
なにがある?
なにを探している
いま あなたが求めるものは・・・
霧散する葉をかき集め
地に叫ぶよ
根が伝わるように
空に叫ぶよ
消えないように・・・
ヒトカケラだけでも抱き集めて
夜に想うよ
声にのせるよ
影が消えるよ
指に捧げる
さらさらとかけてゆく輪郭_
金具は未だに折れず_
私を通った風が
あなたに触れる時があるのだろうか
背中を撫ぜる事はあるのだろうか
雨が目じりを濡らす
袖時雨る(そでしぐる)
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