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手の温もり
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作詞 叶未 |
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優しく抱きしめて。優しく口付けて。あなたの愛の証。笑みが知らずに零れるわ。あなたを想うと。でも反対に不安も増えるわ。好きだからこそ。独占欲が強くなるの。その手を放さないで。
※好きよ。好きよ。好きよ。何度口にしても物足りない。焦燥感が広がっていく。愛し合っているのに、この気持ちを伝えられない自分が苛立たしい。一番近い存在なのに、こんなに遠く感じるのはなぜ?
※※愛して。愛して。愛して。やっとあなたの愛手に入れたのに。未だに望んでいるのはなぜ?宝石なんていらない。地位も名誉もいらないわ。ただ「愛してる。」その言葉が欲しい。「愛してる。」その言葉を下さい。
願うだけじゃ駄目なのね。想うだけじゃ届かないのね。目の前に現実を叩きつけられたみたい。夢を見てた自分が馬鹿らしく思えて、涙も出ないわ。だけど、心で雨は降ってるの。時に冷たく、時に温かく。もう、この手を放して。
※・※※
名前を呼ばないで。そんなに苦しそうな声で叫ばないで。私達は終わりを迎えたの。後悔なんてしないわ。悔いもないわ。なのに、どうしてこんなにもあなたが恋しいの。あなたが最後に叫んだ言葉。一生忘れない。私の宝物。あなたの手をもう一度握る。この手を放さないで。
※※
「愛してる。」―――――……。
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