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無題
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作詞 アメ |
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部屋の隅
ずっとヒトリで泣いていた
キレイ事の好きな教師とも
良い子ぶった友達とも離れた
空を見ていた
「僕と一緒だ」
家を出た 窓から何度も見ていたはずなのに
イキナリ空は僕を突き放した
一緒だと思っていたのに 今の空は僕と違った
僕が僕で無くなったあの日から
オマエが僕の隣で笑うことは無くなった
笑顔をくれたのは誰?
前の素直な僕ならココで『君』と言うだろう
この笑顔をつくっているのは誰でもない僕だろ?
今は笑顔かどうかの自信がないけど
いつかオマエの前で証明してやるよ
家を出て1週間たった
時々しか見なかった親の顔なんて
遠い昔の記憶となった
それでも忘れられないのは
オマエの顔と思い出で どうしてだろ
それが一番忘れたいのに
笑顔をくれたのは誰?
だんだん分からなくなってきた
なんでだろ ずっと自分だと思ってたのに
最近ヒトリで笑えないんだ
もう少し考えさせてくれないか
家を出て1ヶ月たった
もう いっそ 消えてしまおうか
そう思っても勇気がないよ
あんなに冷めた家族でも 探してくれると思ってた
そんな僕のわがままなんて
通じる相手じゃないって分かってたはずなのに
分からないことが多すぎて
今の僕ってどんな顔してる?
それなりに家出少年っぽい?
それともただの弱虫かな
笑顔をくれたのは誰?
もうそろそろ答えが出そうなんだ
僕自身という考えは薄れてきているよ
最初の時がウソみたいに
答えが出たら知らせに戻るよ
家を出てもうすぐ1年
こんなに考えたのは久しぶり
勉強もろくにしなかった僕が こんなに考えるのは
これが最初で最後かな
答えが出たみたい
今からオマエに伝えに行くよ
たとえオマエが聞いてなくても
勝手にベラベラ喋り散らすよ
やっと家についた
「ただいま」 返事は無かった
それでもよかったんだ オマエに会いにきたんだから
花屋で花を買った
オマエの好きな花なんか知らないから
白いカスミ草を少し
今から言うことを聞いてくれよ
「やっぱり笑顔は僕がつくったんだ」
だって ほら 君が隣にいなくても僕
こんなに力強く笑ってる
雲の間から一緒に笑ってくれよ
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