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「Guitar Man〜静寂の奏」
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作詞 伊藤清春 |
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何も無いこの場所で 僕は独り立ち尽くす
潰れた店の前から奏でられる音
一人の若者が弾き語る
「夢」をテーマにしたって 批判を喰らうだけだぜ
するとギター弾きは「誰でも夢は叶えられるものです」と
こんな荒れ果てた街で 「希望の唄」を唄ったって
荒くれ者しか居ない そんな街だから
どんないい唄を唄っても ダメだ、と言うと
「僕はここの人を目覚めさせる為に来たんです」と
若者は懸命にその唄を唄う 僕は独り座り聴き入る
周りの廃墟なんて嘘のように
明るい色に包まれていっている
あっという間に時は過ぎていき 4分半の演奏は終わった
しばらく何も言えず気付くと涙が頬を濡らしていた
あなたの唄を聴けてよかったと 僕は彼にそう言った
すると彼は「一人でも心に響いたのなら本望です」と答えた
5年後、そして 僕がちゃんと生きていたら
もう一度現れてくれ Braver Guitar Man
僕にたくさんの勇気をくれた あの唄をもう一度奏でてくれ
5年ぶりに僕はあの廃墟に向かう あの唄を聴きたいが為に
あなたは今どこで何をしているの
彼はあの店の前に居た
今も変わらず勇者であり続けているのでしょう
僕はもう一度彼の「唄」を聴いた
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