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Stellar tears
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作詞 杏菜 |
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体中ダルイ。気分が、沈む。
学校抜けて、ボーッと過ごしてた。
時間が長かった。
なんとなく、夜を待ってた気がする。
降り出した雨。
月の気配もやがて消えた。
一晩中降り続く雨、呆然と夜空を見ていた。
ただ寂しくなった。
一肌恋しくなった。
今日は、…星が見えない。
――何故?
部屋の中にいるのに、不思議なほど袖が濡れた。
違う、雨じゃない。
窓は開けてなかった筈。
――涙?
誰のものなんて問い掛けるまでもない。
今、此所には俺しか居ない。
雨よ、どうか隠すな。
アイツの心まで流してんじゃねーよ。
俺の醜い部分だけでいい。
雲よ、どうか隠すな。
俺の理性まで流してんじゃねーよ。
微かな月明かりさえ、無駄に欲しがる。
「どうしてだろう?
星が泣いている気がした。
ざわめきが止まなかった。」
星が、濡れているような気がした。
雨が、星の涙のような気がしてた。
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