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ビターチョコレート
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| 作詞 桜女 |
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口の中で溶けるのは苦いだけのチョコレート
甘いはずのチョコが苦くて涙が出るわ
悲しいんじゃないの苦いだけ
携帯の君のメモリを消す前に
最後にもう一度だけ通話ボタン
聞こえてきたのは無機質な留守電の声
少し肩を落として
少しほっとする
最後に君の声を聞きたかったけど
小さく息を吐いてから
留守電に向かって元気に言うわ
『サヨウナラ』
そしたらすぐに電話を切るの
君のメモリを探して消去のボタン
もう一度だけ言うわ
『サヨウナラ』
大好きだったチョコをたくさん買って
自分の部屋で口の中に放り込んだら
ほら苦くて涙がとまらない
いつもの甘いチョコが食べたくて
何個もチョコを食べてみるけど
口の中で溶けるのは苦いだけのチョコレート
甘いはずのチョコが苦くて涙が出るわ
悲しいんじゃないの苦いだけ
君の名前を呼びながら
またチョコを食べてみるの
そしたらやっぱり涙が出た
君のメモリが消えてしまったアタシの携帯
何だか違う携帯になったみたいで
理由もないのに寂しくなるわ
なんとなくボタンをいじって
少しの不安と
少しの希望
軽く頭を振ったら元気に言うわ
『サヨウナラ』
あの子より早く出会えていればなんて
そんな言い訳いらないの
大好きだった君とチョコレート
まだ君への想いは消えないまま
私の涙はまだ枯れない
口の中で溶けるのは君への想いと苦いチョコ
君への想いが甘すぎて涙が出るわ
悲しいんじゃないの甘いだけ
チョコの最後のひとかけらは
君を忘れて食べてみるわ
けどやっぱり甘すぎて涙が出た
サヨウナラ
苦い涙と私の想い…
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