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イニシエノキセキ
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作詞 震天 |
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乱れ儚く消えゆく世界 汚れた欲望に塗れていた
小さな少女は 業火の戦に駆られ呟いた
「死の戦場で私は何をすればいいの?」
古代の大地に舞う 暗き兵士の血桜
あの頃の静寂はもう 訪れない
顔を血で流す戦線 信じるものは折れた剣のみ
そして少女は目を開く 目の前の真実に唄い
破壊と絶望のこの国を 救う光となる事を
視界を遮る粉塵 足元には倒れた人間
怒涛の如き唸りさえ 士気を高める咆哮と化す
死に直面する瞬間 涙を浮かべる者が
震える手で刃を握り そして虚しく散り逝く運命
刹那に死に逝く者の最後を見届け 少女は
結末の剣を持ちて 今飛び立つその背には
白と黒の翼を一対 羽ばたく度に対立する
色同士の羽が 戦場を静かに舞った・・・
この血は民へ 我は救世主となる
無知なる少女は 血の流れる場所で運命を待った
たとえどんな結末だろうとも 私は振り向きはしない
・・・そういい残して 消えていった・・・
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