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残った傷跡
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作詞 桜蓮 |
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君に出会えてよかったと
君に逢わないほうがよかったと
思うことがあるんだ。
それは理由も何も無くて
真っ白な世界から生み出された想い。
離れていくたびに
君が僕の心の中にいる、
その大きさを思い知らされたんだ。
言葉の凶器で傷つけて。
忘れられないくらい、
忘れてしまうくらい。
この傷跡を見るたびに
僕は君を思い出して、愛しいと感じるから...。
君のいない空間に
僕のいない空間。
一体何が違うんだろう。
冷たくて暖かくて
不思議な空気の流れ。
近づくたびに不安は大きくなって
寂しくて、愛しくて。
ずっとそばにいてよ。
弱くなった心の行き場は無くて
強くなった想いの置き場は無くて。
余裕が無いほど
君を愛してた。
僕は君に傷跡を残して
君は僕に傷跡を残して
互いに愛してるという証。
この身が消えても
君を愛していたいと想うから...。
残された傷跡は何年たっても
消えることは無い。
無数の雨というとげに刺されながら
僕は現在(いま)を生きる...。
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