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ポケットの中を確かめながら
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作詞 ロビン |
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あの娘の誕生日が近いから電車に乗って
誕生日プレゼントってやつを買いに行く
ただ笑顔がみたいだけ
気の利いた冗談は思い浮かばなくてね
ポケットの中に手を突っ込んでは
指で何度も札束を確かめるのさ
こんな大金を持ち歩くのは最初で最後
だから何度も確かめるのさ
口元がゆるいのは
自分があまりの心配性だって事が可笑しくってね
あの娘が好きだ 神様よりも好きになっちまった
あの火事を見てみろよ まるで今の自分自身さ
まだまだ燃やすものはあるぜ
退屈しのぎにそう妄想するんだ
鋭い目をしだしたらもう犯罪者の気分
こいつ等全部人質さ
偽物のピストルで試しているんだよ
こいつ等の目は節穴かどうかを
ポケットの中を確かめながら
妄想の世界に漬かりきる前に目的の駅に到着
人が密集した車内で気が変になる直前
だけどホッとはしてられないね
茶色の頭の群れ 太陽が今日も眩しいのか
新しい商品だって叫ぶ声
子犬みたいに尻尾振って集まる人間
僕は小さな声で何度もすいませんって
言いながら人の隙間を歩いていく
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