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恋愛論
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作詞 謡 |
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きみに伝えたい想いは
『好き』だけ
きみに伝わらない想いも
『好き』だけ
もうすぐきみに出逢った季節が巡ってくるけど
なんにも手に入れてないよ
きみと並んで見た花火に
つぎの約束をした夏祭り
恋と夢のあいだ揺れてはきみを想い
眩しい陽を羨んでいた
文字通りに動けるなら
こんな歯痒い想いは知らなかっただろう
恋に臆病になれば
きみから逃げてしまえば楽にはなれるんだろう
だけど
きみの瞳のなか覗き込めば映るこの世界を
近くで感じたかった
恋に泣き通り越したいくつもの夜が
きみの為だとすれば
寝不足で疲れた体も妙に愛しく思えた
変わらない状態も
変わらない心故に生まれているから
きみを想うこの心が
2人の明日を支えている
単純なことなんだけど
恋をした人間に時計も社会もないんだ
ただ描かれた2つの円が交わる日を
たとえばその時計を早く回して距離を縮めようとしたり
色んな過ちをそれを取り巻く社会だとかのせいにして
生きているだけ
この世にはいつか結ばれる為に生まれてきた
2つの生命しかいないから
誰もがそんなことを思って
恋と愛の違いに苦しむ
さほどないその差を意識しては空回って
失くした想いに涙して
儚い夢がまた1つ
この世界に咲くんだろう
ひとはひとを好きになる
生まれ育む気持ちが恋で
失くなって気付く気持ちが愛なんだろうか
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