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Back Alone
作詞 HGR
小さな街の道の片隅で
パンを盗んで逃げる少年がいた
とても必死に とても大事に
盗んだ物を抱えて大通りを走っていく
辿り着く先はいつも一緒
空腹を満たす為に同じ事を続ける

世の中を捨てた少年に救いの手が
それが叶うほど現実は甘くなくて
「何処かへ行こう ここよりマシな所へ」

始まりの場所はいつも同じ
同じ日々なら逃げ出してしまうだろう
終わりの場所もいつも同じ
同じ場所にはいたくないと思うだろう





静かな街のとある場所から
鞄を持って旅に出る男がいた
黒いコート 深めの帽子
あの時とは違う穏やかな表情
希望を持って街を旅立つ
「いつか戻ってくる」そう呟いて去ってゆく

未開の地を進んだその末に その先に
何が待っているか解る筈もなく
彼は何処へ行き 何を見つけるのか

いつの時でも此処が出発点
その時いた場所が常に未来だから
小さな道を一人歩いていくよ
何が起ころうとも約束を守っていくさ





何を忘れてるんだろう

誰を忘れてるんだろう

何処を忘れたんだろう

何を忘れたかも忘れてしまった






薄暗い街の小さな一軒家で
寝たきりの老人が息を引き取った
最後の寝顔 最高の笑顔
穏やかに 静かに亡くなっていった
彼のいなくなった街角には
あの日の面影が微かに残っている

少年が必死に生きてったあの時も
男が旅立ったあの日も見守った
その場所に今 雪が降り積もる

パンを持って帰る少年の後ろ姿は
常に何かに脅えるボロボロのシャツ
鞄を持って旅に出たその後ろ姿は
優しさに溢れたとても温かいコート

始まりの場所は小さなあの街で
同じ日々のなかで何を捜し続けただろう
終わりの場所は小さなこの街で
カーテンコールは静かに白い雪の下で

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歌詞タイトル Back Alone
公開日 2004/04/05
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