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桜
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作詞 newrock |
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「無くしたものが見つからない」と君は
閉じた僕の耳元に囁く
なくした感情は美しくて
柔らかく僕の手を包み込む
舞い散るピンクの花びらが
哀れに土へ侵食されていく
形あるものが傷ついていく
僕も目をそむけ踏みしめる
泣き出す夜に 終りがきたとしても
心苦しい君だけ見ていた
「あなたのことが分からない」と君は
真っ直ぐ見つめながら言いきる
存在理由なんて問われて
「君のため」と答えがほしいの?
電話の向こう 泣きじゃくる君は
鏡に映る僕だけ見ていた
今 君は何思う
僕はもう忘れていける
月にかかる雲のように
霞みがかった君はもう見えない
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